魂の再建

久しぶりに感動できる本に巡り合ったね。
我が国の実態を表しているのを間接的に知れるね。
経営者たるもの、会社は子どものようであり、さらに家族も守ると。
中小企業の限界では、広い視野は見えない。
その中でも不況のあおり、技術の進化で廃れるものもあるはず。
過去に固執せずに将来を見渡してとはよくいうが、中小企業の現実にそこまで余裕はないだろう。
苦労したあげく、金融機関からの圧力があると自殺を選んで保険金で返す選択をしてしまうのか。
世の中の自殺は実は社長というのも何割かはあるんだろう。
そう考えると、敗者復活できない社会は悲しい。
屁理屈だが、最後に成功すれば過去は過去になるんだろう。
成功しなくても気持ちで負けてなければ、それまでがんばってきた甲斐があるし誰かが認めてあげなければならん。
会社をたたむための名誉ある撤退を促す仕組みがないと不幸が続いてしまうんじゃなかろうかと思える。
強者と戦う弱者の支援というのは素晴らしいが現実は超厳しいんだろうなと。
瞬間的な判断力が問われると体力がもたんで。
人のせいにしている我が国風潮も、当事者としてどうしていくか、本気で考える環境があると、もう少しマシになるのにね。