診察

仕事が休みということもあり、持病の逆さまつげを直しに近くの総合病院に行き、治し方の教えを請う。
担当医曰く、治療法としては、二重にする整形手術で逆さまつ毛が生えてくる方向を変えること、あるいは、永遠にまつ毛が生えてこない電気分解かということ。
そもそも紹介状が無いと初診すらお断り、土日は当然ながら救急以外受け付けず、外来は午前のみとレベルの高さを感じる権威ある病院であるが、医療設備としては整形手術しかないと。
電気分解は20年前の技術で、最近見ないらしい。そもそも、設備がないため、別の病院を紹介されるというオチに至る。
かれこれ、3時間ぐらいの待ち時間を費やし、10分の診察を経た結果がたらい回しとは、21世紀の医療といえど、これが現状か。
紹介状無しお断りといえど、初診の人よりも予約患者優先でひたすら待たされるのも、今後の足が遠のく理由の一つだね。
時間が有り余ってるならいいけど、病気だけはしたくないね。
病気のうち、大半は重病でなく、しっかりした診断を望んでいないなら、医者の質を落としてでも数が増えたら良いんじゃないかと思うね。
そのうち、患者激増に耐えきれず医療現場が崩壊した後、緊急復帰して落ち着いた頃が老後でありたいものだ。


逆さまつ毛と付き合って5年ほど過ぎるが症状に理解のあるお医者さんは未だ1人しか巡り会っていない。
本人は多少目が痛い程度(角膜/黒目に傷がつく程度)で、集中力が落ちるとか、コンタクトすると痛いうもので、医者からすると症状が軽いから(失明に至りそうとか緊急を要する病気ではない)、目薬ではダメかとかしか反応がない。
コンタクト専門医に至ってはまつ毛が当たっていないという誤診もあり、やるせなさを感じるねぇ(そんなとこは二度と行きません)。


外来という単語も病院/医療中心な言葉な感じもするし、医療行為は神聖なる位置づけを感じる。